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大人の発達障害の受け皿が少ない!
現在、子供のADHDは、いろいろ支援があるとのことです。ADHDの弱点を補強するような、昔でいう「学童保育」もおこなわれています。しかし、中途半端に大人になって何もない状態でADHDが見つかると行き場がなくなります。
そもそも、大人がADHDではないか?と疑うのは社会にいて2次障害(いきづらさを感じてうつ病などをひきおこします。)をおこすからです。しかし、地方では、福祉の職員ですら、ADHDの理解すらありません。そのため、受け皿もないのが現実です。
私は、地方の行政に行き場所を相談しましたら、どこにもないのです。しかし、インターネットのサイトでいろいろなところへ電話しました。正直、いろいろな発言に傷つく思いもしたのです。しかし、現実に粘り強く探したら、やはり都会の就労支援にたどりつきました。そちらの利用期間は2年間ですし、就職できる保障はありません。実は、私の家庭が崩壊する前に、就労支援に体験行きましたら、「大学生」が就職のやり直しをしているような訓練をおこなっていました。また、対人スキルを改めて学ぶ必要がある障害でもありますから、企業面接に同行してくれます。さらに、就職が決まっても担当者がフォローをしてくれることで魅力を感じました。
そこを利用しようと考えましたが、家庭が崩壊したので、センターの利用は、いったん諦めました。しかし、現在の通院先の病院で相談しましたら、今では臨床心理士(カウンセラーのトップ資格)さんがいる就労支援センターも存在して、今度見学に行く予定です。また、地元の職安にもいきました。私は、中部圏の人間なので、「名古屋」を検索したら、A型事業所がたくさんありました。(A型は県内の最低時給が保障されています。)
受け皿があっても理解があるとは限らない・・・。
A型事業所の採用の担当者に理解があるとは限りません。採用されるとも限らないのです。しかも、門戸はあります。そこにふさわしい人になれるかどうかというのが、就労支援だと考えております。
また、グループホームといわれる施設も見学にいったことがあります。一般にいわれるものではなくてアパートを借りあげて企業様が運営しているのです。一見すると、普通のアパートです。もちろん、福祉施設(就労支援、A型、B型(工賃という形で支給されます)に通うのが条件です。しかし、自立してその人なりに生きることを目指す形で、今まで私が実際にみてきたものとは全然違いました。
福祉の利用の地方格差は専門家の職員もいっていたのです。そもそも、福祉の情報を提供している病院が地方では少ないと私は考えております。(私は、2度病院を変わっていてそんな情報があるのは今の通院先である名古屋市内の病院)
特に地方では精神障害者としてなった人は、生活保護か障害基礎年金だけが常識と考えているのが地方の実情なのです。インターネットも日常的に使用している人も少ないために、知識がない方も多いはず。門戸は、狭いですが、よく調べたら福祉制度を利用することもできるのです。大人であれば、自分で行動するしかありません。大人は特に2次障害をひきおこしているのでそちらの治療が優先です。しかし、症状が回復しましたらインターネットを利用して情報をたくさんもって行動することです。
結局、受け皿と理解の両方を得やすいのは子どもの時
子供の場合は、本人と親が障害者枠で、就職を支援するか好きな道へ進むことが一番の道です。もちろん、症状の改善か最善策です。しかし、最終的には報酬をもらうことに関しては、特に発達性障害の人は社会から認められているという実感で、自己評価が低くならなくてすむのです。また、社会マナーも身につけることが可能になります。
私は転職ばかりでしたが、社会に出ていたおかげで障害をしらなかったものの社会のマナー不足を感じて、「秘書検定(秘書という名前がついていますが、社会のマナーを学ぶ試験になります。)」を勉強しました。だから、社会で報酬をもらう楽しみをまたチェレンジしてみたいと考えております。どうか、諦めないでください。そんなことを自分で言い聞かせている今日この頃です。
さらに話は変わりますが、私は不幸にして腫瘍と癌体質なのですよね。そもそも精神科関係の本を読んだら、精神科の病院は体の病気の受け入れ先の病院(精神科以外)を探しておくべきとは書いてありましたが、大学病院とお付き合いする方法などは書いてなかったためショックでした。今後、理解は進んでいくでしょうが、がんなどの大病の病気になると、医療関係者の発達障害の扱いについて心労を感じることもあるので、健康に気をつけてほしいと思います。3度目の腫瘍関係の手術をうける予定の私の願いです。
(ライター:sora)
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