【転載】日本一早い発達障害者から「ニコニコ高校」へのラブレター

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くらげ

くらげ

聴覚障害者30年やってたらなぜか発達障害の彼女ができました。現在その彼女と同棲中。そんなことしてたらなぜか学研から「ボクの彼女は発達障害」(http://www.amazon.co.jp/dp/4054057063)を発行しました。彼女を通して発達障害について考えたことをつらつらとゆるく語っていきます。

転載元 : 世界はことばでできている – http://kurage313.blog.jp/archives/572738.html

 

はわわわわ!?

一昨日書いた「障害が治る」という言葉は暴力であるが2日で3000UUを超えるという偉業を達成いたしました。

ありがとうございます。

このブログは基本的に多くの人に診てもらうことを目的に書いているものではないのですが、それでも多くのアクセスがあることはやはり嬉しいものでございます。

次は1日1万PVを狙えるように頑張りたいと思います。

さて、角川ドワンゴ学園「N高等学校」が2016年4月に開校するそうだ。

以前から「ニコニコ動画が高校を作る」という話は聞いていて、割と気になってはいた。
もちろん、「発達障害者が通いやすい高校になるのだろうか」という視点からである。

「ネットの高校」という時点で、まずよい。
基本的な講座やレポート提出はネットで完結するようだ。
障害児支援、とりわけ発達障害児の支援に関わった経験があるなら、このメリットは理解してくれると思う。

字をきれいにかけない、というか、書けない子が一定数いる。
しかし、タイピングならとても得意な子が多い。

また、レポート用紙をぐしゃぐしゃにしてなくす、ということもないだろう。
(ファイルの管理についてはまた悩むことになるのだが、検索というものがある)

受講時間もリアルタイムで講義に参加しなくとも良いようだ。これもポイントが高い。

発達障害者には非24時間生活者が大変に多い。
朝起きて当たり前に登校して授業を受ける、ということ自体に挫折することも多い。
怠けてるわけでもなく、ふざけてるわけでもなく、そういうリズムなのだから仕方ない。

だから、「自分の好きな時間で好きなペースに」とはいうまでもなく、発達障害者がやりやすい環境だ。

このシステムと似たようなものとしては放送大学がある。
機会があれば発達障害のある放送大学生を探して、インタビューしてみたい。
(通っている、という方がいればぜひ、右側のフォームよりメッセージを頂きたい)

というわけで、「ネットの高校」という単語にすごく興味は持っていたのである。

さっそく、「N高等学校」のサイトを読んでみた。

まずトップのスライダーに
「全国のみなさんへ 普通の高校生になって将来どうするの?」
とでかでかと出ている。

いきなり、こんな煽って大丈夫なんだろうか、とニヤニヤしながら心配してしまう。
しかも、そのスライダーをクリックすると「脱 ふつう。」と書いているのである。

自分らしさ伸ばそう、将来のために

自分らしさ伸ばそう、将来のために
「自分らしさ」をもっと出してもいいんじゃない 多くの高校生がみんな同じように学校に行く
それはなぜ? 周りのみんなと同じことが正解?
「自分らしさ」を磨いてみてもいいんじゃない 高校という時間はみんなに平等に振り分けられる
その時間の使い方を自分で決めてもいいんじゃない
勉強でもスポーツでも自分のやりたいことでも 「自分らしさ」を磨いて伸ばす時間を自分で作ろう
磨いて伸ばせば、好きなことで一流になることもできる
新しい時代には新しい時代に合った”学校”で 自分だけの高校生活を自分で作り出そう
脱 ふつう。

いいじゃないか。

少なくとも、「ふつうではない」ことにかけては太鼓判がふたつもみっつも押されているボクからすれば、すごくワクワクする。

まぁ、角川ドワンゴがわざわざ開設した時点で普通の高校生は入らないと思うし、イカれた親しか行かせないと思うので、「脱」もなにも最初から「ふつう」の生徒は集まらない気はする。

もちろん、角川ドワンゴもその点は大いに自覚しているのだろう。

カリキュラムからしてまぁ、「エキスパート」を育てよう、という意気込みを大変感じる。

発達障害者に向いている仕事は「クリエイティブ」なものが多いと言われる。(もちろん、障害の重さにもよるが)

というか、「クリエイティブにならざるをえない」といったほうが正しい。

「ふつうの仕事」では能力不足か能力過多になるから発達障害は発達障害なのであって。

そういう意味でも、N高等学校はやはり「とてもワクワクする」存在だ。

ボクはあおから「そろそろ髪の毛のケアに気を使いなよ。手遅れだけど」といわれるくらいのオッサンだが、入れるものなら入りたいくらいに面白そうだ。

だからこそボクはN高等学校に挑戦してもらいたいことがある。
「N高等学校」は「脱 ふつう」だけではなく、「ふつう」でない生徒を「ふつう」でないままに卒業させて欲しいのだ。

人間的な成長とは何かをボクは知らない。
でも、「ふつう」になることを、せめてこの高校は「成長」とはいわないで欲しいのだ。

たとえ一箇所でも、「ふつうでないこと」に価値のある高校がある。
それを信じることができれば、ボクはこの日本という国にさらなる希望をまた一つ見出すことができるのだ。

ボクの夢は、もっと日本を「変」な人であふれさせることだ。
それが日本を面白くする道と信じているからだ。

だから、頑張れ、N高。日本一変な高校になってくれ。
日本を「変」にするマイルストーンになってくれ!

これがおそらく日本一早い、N高へのラブレターである。

※N高からのお仕事お待ちしております。

この記事を書いた人

くらげ
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聴覚障害者30年やってたらなぜか発達障害の彼女ができました。現在その彼女と同棲中。そんなことしてたらなぜか学研から「ボクの彼女は発達障害」(http://www.amazon.co.jp/dp/4054057063)を発行しました。彼女を通して発達障害について考えたことをつらつらとゆるく語っていきます。