さまざまな療育、そしてABA -発達障がいの子供を抱える親ができること-

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Sally

小学生の発達障害児を持つ母。子供が2歳の頃からABA【応用行動分析】を中心とした早期療育に取り組む。普通とはちょっと違う我が子が、社会で楽しく暮らしていけるように応援する毎日。子供が社会に溶け込むためには、まずは自分が社会と繋がっていないと…そのための自分磨きもバッチリ。

診断はあくまでも入口です。いざ療育開始です。

療育を始めようとしたときに、「個性」なんだから無理に治そうとしなくても…という声が周囲からありました。そういえば、よくよく思い返してみると、数年たった今でもよく言われているような気がします。

正直、私からしてみると「個性」とは厄介な言葉で、障害を個性で済ませていたら療育も将来もありません。生活に支障がなく、社会生活が送れてこそ、はじめて「個性」が生きるのだと思います。問題行動があるのならば「個性」で済まさずにしっかりと障害を理解し、療育などの介入をするべきです。

療育はざまざま

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自閉症の療育の種類は様々です。

有名なものでは、

  • TEACCH [ティーチ](Treatment and Education for Autistic and related Communication handicapped Children)構造化
  • ABA [エービーエー](Applied Behavior Analysis)応用行動分析
  • ABAには、ロバース法と言われるDTT(Discrete Trial Training)、言葉の使用を促すVB(Verbal Behavior)、機会利用型のPRT(Pivotal Response Treatment)があります。
  • RDI [アールディーアイ](Relationship Developmental Intervention)対人関係発達指導法
  • PECS [ペックス] (Picture Exchange Communication System) 絵カード交換式コミュニケーションシステム
  • 音楽療法
  • 太田ステージ
  • モンテッソーリ

その他にも、抱っこ療法、イルカ療法、薬物療法、サプリ療法、ダイエット療法…etc、全て数えたら数百種類を超えるのではないでしょうか。

日本と海外の療育

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当時、日本では療育といえばTEACCHが主流でしたが、私は自閉症児の療育の国際的な潮流であったABAで療育をしようと決めました。ABAが日本で普及し始めた頃で、あまり知られていませんでしたが、何かピンとくるものがありました。

日本では、それまで、障害児は特別に配慮した環境で育て、本人が嫌がることは無理にはさせず、出来ることだけをやらせ、成人になれば障害者年金で生活の保障をする、というスタンスでした。

ですが、例えばアメリカでは、そもそもの考え方が違いました。4歳以下から療育を積極的に始めることで、将来、障害者年金に頼ることなく生活してもらおう、という考え方です。

なので、日本の公的機関で受けられる療育が週に1時間程度なのに対して、アメリカでは権利を勝ち取ればその約40倍もの療育を公的な費用で受けることができます。幼少から療育をすることで、将来は障害者年金が必要のない人間に育つからです。アメリカは、公費を早期の療育に使うことで、将来払う障害者年金を減らせるのです。

そして、その療育の方法がABAでした。

ABAという療育

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ABA(応用行動分析)とは、スキナー博士をはじめとするアメリカの心理学者たちが提唱した心理学の名称です。

「人間の行動は学習によって獲得されたものであり、不適切な行動は誤った学習の結果として起こる」という考え方に基づいて、自閉症児には、望ましい行動を教え、問題行動を減らす目的で用いられています。

先に述べたとおり、ABAにはいくつか種類がありますが、原則はどれも同じです。

  • 望ましい行動や反応を強化する
    ※強化とは(ほめる、報酬、褒美)
  • 問題行動などの望ましくない行動は消去する
    ※消去とは(無視、ほめない、タイムアウト)

具体的な事例や対応についてはまた別の機会にお話ししようと思いますが、当面この療育方法で、目標である「言語によるコミュニケーションの獲得」と「こだわりなどの問題行動の軽減」に取り組んでいくことにしました。

結果から言うと、ABAを始めて驚くほど短期間で我が子は言語の獲得に成功しました。

この記事を書いた人

Sally
小学生の発達障害児を持つ母。子供が2歳の頃からABA【応用行動分析】を中心とした早期療育に取り組む。普通とはちょっと違う我が子が、社会で楽しく暮らしていけるように応援する毎日。子供が社会に溶け込むためには、まずは自分が社会と繋がっていないと…そのための自分磨きもバッチリ。