ABAのエージェンシーを探す

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Sally

小学生の発達障害児を持つ母。子供が2歳の頃からABA【応用行動分析】を中心とした早期療育に取り組む。普通とはちょっと違う我が子が、社会で楽しく暮らしていけるように応援する毎日。子供が社会に溶け込むためには、まずは自分が社会と繋がっていないと…そのための自分磨きもバッチリ。

発達障害児の母なら、誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

母親セラピーの挫折。

自閉症の息子へ向けて、つみきの会発行の『つみきBOOK』を片手にセラピーを始めたものの、所詮は素人、そして親は親。セラピーで行動改善を行うどころか、うまくできないことにイライラして、逆効果な結果となってしまいました。

自然な形で行えるPRTとは違い、DTTセラピーは、椅子に何時間も座って行わなければなりません。同じABAでも進め方が違います。

親が行うDTTセラピーには限界を感じて、専門のABAエージェンシーを探すことにしました。そもそも、専門的なセラピーは親の仕事ではないと思いました。

今の私の役割は、信頼できるセラピストを探して、セラピーを受けさせてあげる環境を作ることです。自分が行う質の悪いセラピーではなく、より良いセラピーをより良い条件で受けさせてあげることが息子にとって一番大事だと思いました。

もちろん、そのためには、精神的、肉体的、金銭的に、ある程度ゆとりを持っていないとなりません。その調整も大事な仕事です。

 

 

<療育機関>

発達障害児向けの療育は、公的な機関ですと、リハビリセンター、療育病院、自治体が運営する療育施設で受けることができますが、そういった公的機関でも、最近はABAを取り入れている所があります。

ただ、民間の療育機関と決定的に違うのは、時間数と費用です。

まず、時間数についてですが、公的機関のABAは多くても週に1時間程度しか受けることができません。その点、民間のABAエージェンシーでは、空きがあれば、その子に必用な時間数を確保することができます。

ABAのロバース法の創始者ロバース博士が1987年に発表した論文によると、2~3歳児の自閉症児に週40時間のABA個別療育を2年以上にわたって実施したところ、6~7歳の再検査で知的に正常域に達しているのに対し、週10時間未満のABA療育しかしなかったグループではIQはほとんど変化せず知的に問題が残るままだったという結果が出ています。時間数を増やしたいのであれば、公的な機関と民間のエージェンシーを併用するのがいいかもしれません。

ただ、費用については、公的機関であれば医療費助成制度でほとんど無料で行えるのに対して、民間のエージェンシーを使うと全額自己負担です。(医療機関で診断をもらっている場合、主治医にABAセラピーの療育指示書を書いてもらえれば、医療費控除の確定申告は可能です)

ちなみに我が家は、週に6時間(3時間を週に2回)民間のエージェンシーで個人セラピーをお願いしましたが、月に8万円くらいの自己負担でした。

高いと感じるでしょうが、セラピストは臨床心理士でさらにABAを専門に勉強している方なので、自宅までの交通費も含めたら妥当な金額です。(時給に換算すると5000円くらいです)

 

そして、私が選んだエージェンシーのセラピストにしていただいたセラピーは、やはりプロでした。

 

<私が検討したABAエージェンシー> ※私が検討した時期は2009年なのでその当時の情報です

◎NPO法人つみきの会

セラピストが臨床心理士ではなかったり、大学で心理を先行しているとは限りません。自分の子供が自閉症で、自分の子供にセラピー経験者が多かったです。他のエージェンシーより値段は安めでした。家に来てセラピーをしてくれますが、親もセラピーの様子を見て、親もセラピーの勉強してくださいというスタンスでした。

ロバース法を重点としています。

 

◎Be wiz You(Autism Partnership)

現代ABAでした。(ロバースやPRT,VBを組み合わせている)セラピストを家に派遣してくれますし、事務所に通ってセラピーを受けても大丈夫です。学生のセラピストが多く、セラピストによって当たり外れがあるように感じました。

 

◎チルドレンセンター

現代ABAでした。代表は、もともとAutism Partnershipにいた方で、独立してチルドレンセンターを設立したようです。セラピストを家に派遣してくれますし、事務所に通ってセラピーも受けられます。事務所ではグループでのピアトレーニングも行っています。

 

◎東京ABA支援の会

基本的には、事務所に通ってセラピーを受けます。一つの部屋で、数人がセラピーをしていました。現代ABAですが、どちらかというとロバースが強い気がしました。

 

◎オーティーネット

VBを重点的に行っています。基本的には事務所に通います。他のエージェンシーに比べて遊びを取り入れることが多く、VBなのでとにかく良く話します。

 

◎ADDS

慶応大学の学生さんが立ち上げたエージェンシーです。学生のセラピストが多いです。セラピーは現代ABAでした。

 

結果的に、上記の中から一つのエージェンシーを選び、長いお付き合いをさせていただいております。

2014年になった今では、民間の療育機関は私が検討していた当時より、だいぶ増えているようです。

この記事を書いた人

Sally
小学生の発達障害児を持つ母。子供が2歳の頃からABA【応用行動分析】を中心とした早期療育に取り組む。普通とはちょっと違う我が子が、社会で楽しく暮らしていけるように応援する毎日。子供が社会に溶け込むためには、まずは自分が社会と繋がっていないと…そのための自分磨きもバッチリ。