発達障害のある我が子の、小学校1年時の問題とその対処 その3:劇の練習

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Sally

小学生の発達障害児を持つ母。子供が2歳の頃からABA【応用行動分析】を中心とした早期療育に取り組む。普通とはちょっと違う我が子が、社会で楽しく暮らしていけるように応援する毎日。子供が社会に溶け込むためには、まずは自分が社会と繋がっていないと…そのための自分磨きもバッチリ。

 

    ▼これまでの記事

  1. 発達障害のある我が子の、小学校1年時の問題とその対処 その1
  2. 発達障害のある我が子の、小学校1年時の問題とその対処 その2 
  3. 発達障害のある我が子の、小学校1年時の問題とその対処 その3:劇の練習
  4. 発達障害のある我が子の、小学校1年時の問題とその対処 その4:休み時間&算数

ABAエージェンシーのセラピストに小学校に行動観察に入ってもらい、家でできる取り組みなどのアドバイスをもらいました。<我が子の小学校1年時の問題 その2>までにも書きましたが、今回はその続きになります。

<セラピストによる行動観察>

2時間目:国語(劇の練習)

2時間目の国語は10人ずつのグループに分かれて劇の練習をしました。

先生からクラス全体に向かって「どんな登場人物がいましたか?」という問いかけに対し、児童たちは「おじいさん」「犬」など各々が回答しています。そんな中で、我が子は「神社」と、関係のない発言をしました。この場面では、先生にスルーをして欲しかったのですが、先生は「関係のないお話はやめてください」と注意しました。その直後、我が子はニヤリと笑って、隣の子(Tちゃん)に向かって「あっかんべー」をしました。

ちなみに、当時の担任は、月に1回~2回というハイペースで席替えをする先生で、この時の隣の席のAちゃんは、自分の意見をきっぱり言う子でした。我が子の話では、毎日言い合いをしているようだったので、私は先生に「あまり合わないのではないでしょうか?Aちゃんも、嫌がっているのなら負担になってしまいませんか?」と聞いてみたのですが、「世の中、自分の気が合う相手ばかりではないので、お互いのための練習です。」と返されました。後々、主治医にこの話をしたところ、<通常発達の子供でも、そのような練習を始めるのは中学年になってから>とのことで、やはり発達障害の子供には、環境調整が大事だったと思います。

ただ、ABAセラピストが、Aちゃんと我が子のやり取りを見た時に、Aちゃんが我が子に向かって「人にちょっかい出したり、あっかんべーしたり、そういうのやめた方がいい。それやめたら、みんな遊んでくれるよ。」と言っていたそうです。Aちゃんも、我が子のいいところもわかってくれていると感じました。なので、環境調整をするだけでなく、我が子自身も適切な係わりのスキルを身につけなければならないと思いました。

話を劇の練習に戻します。

劇の練習に取り掛かり、グループに分かれる際、我が子はみんなにきちんとついていきました。役割を決める際に「にゃー」などのふざけた会話があるものの、友達の指示は入り、きちんとグループの一員として参加していました。ただ、その場でのハイジャンプ23回、ディスカッションの際は、言語での説明や、他者に対する言語のやり取りが全く無く、他のグループの盛り上がりに気が逸れてしまうことが2回ありました。

 

<家庭での取り組み>

○その場でのハイジャンプは、問題行動のなかでも<自己刺激>にあたります。

家庭でもこの行動がでていたので、その自己刺激を“継続させない”ことを意識して、やるべきことや、お手伝い、余暇を充実させることに取り組みました。

 

○適切な係わりのスキルを身に付けるため、言語理解ややりとりの練習を行いました。

それまでも家庭でも練習をしていたつもりでしたが、セラピストより「プロンプト(手助け)が少なすぎる可能性」と「ある程度できていることでOKにしてしまっている」可能性を指摘されました。

もう一度心を入れ替えて、言語訓練をはじめました。その時に使った教材は「葛西ことばのテーブル」の「会話練習ワーク」という教材でした。ワークに出てくる場面と同じ場面を設定し(ごっこ遊びなどで)、ポイントとなる言葉を別の紙に大きく書いて、その言葉を使用する際には視覚からもインプットさせました。

 

これは、その後も長期に渡って練習しています。

 

家庭の取り組みは、学校や社会でこのスキルを生かせるようにするため(般化ができるようになるため)に頑張るわけです。なので、上手く行ったときには学校でのごほうびや賞賛(強化)は重要になってきます。この点も担任の先生にお願いしました。(やってくれたかどうかは別ですが…)

 

行動観察の続きで、もう少し書きたいことがあるので、その4に続きます。

この記事を書いた人

Sally
小学生の発達障害児を持つ母。子供が2歳の頃からABA【応用行動分析】を中心とした早期療育に取り組む。普通とはちょっと違う我が子が、社会で楽しく暮らしていけるように応援する毎日。子供が社会に溶け込むためには、まずは自分が社会と繋がっていないと…そのための自分磨きもバッチリ。