16社を転々とした私が、外資系企業の環境が発達障害のある人に合っていると考える5つの理由


▼なぜ、外資系企業にばかり履歴書を送ったのか?

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発達障害のある私が外資系企業で働くようになるまでの話

私にはコンプレックスがありました。

小中学校では9年間いじめられましたし、どの仕事も長く続けることができませんでした。

進学校だった高校の同窓会に行くと、同級生はおおよそ大手企業に就職しており、みんな社会で活躍しているように見えて、一層、自分に価値がないように感じました。

 

そんな状況の中で、私は発達障害の診断を受け、①自分の現在地点を把握し、②徹底的に自分の弱み強みを把握し、③そのうえで使えるものはなんでも使って、大手企業に転職し、キャリアを形成するという結論に至りました。それまで使っていなかった障害者手帳さえも、なにかの役に立つかもしれないと考えました。

 

そして、一般採用だけでなく障害者採用でも仕事を探すようになりました。

そして、インターネットで様々な企業の採用情報を見ているうちにあることに気が付きました。

それは日系企業と外資系企業が、障害者に割り当てる仕事内容や待遇の違いです。

 

日系企業が障害者に割り当てる仕事は、私個人にとってはやりがいがないもののように感じました。もちろん給与も安い。

これまで勤めた企業での経験から考えても、

自分は理解してもらえないだろうと感じました。

 

一方、外資系企業を調べてみると日系企業と違い、

障害者にもその人の適正に合った仕事を割り当てていることが分かりました。

給与も仕事の成果に見合った配分がされているようでした。

もともと人種や宗教などを含めた多様性を認めて、

企業を運営していることが影響しているのでしょう。

 

そこで私は、外資系企業に自分を売り込むための戦略を考えて、履歴書をたくさん送りました。戦略とは次のようなものです。

 

①自分には営業のスキルがあることを訴える。

(ただし、これは勘違いであることが分かりました。

営業スキルというよりは、単によく動きよく喋るだけということでした。)

 

②それなりに戦力になる人材を雇って、しかも自社の障害者雇用の枠を満たすことができることを訴える。

(補足:法定雇用率という制度があります。

この制度は、50人以上の従業員がいる企業に対して2〜2.3%の割合で

障害者を雇用する義務を課すものです。)

 

この結果、28歳の時に最初の外資系企業に雇われることになりました。

 

 

▼外資系企業の環境が発達障害のある人に合っていると考える5つの理由

 

外資系企業に実際に勤めてみて、私はいくつかのことに気が付きました。

どれも発達障害のある人にとって有益な点です。

 

①上司も同僚も論理的に考え、話す人が多い

アスペルガーの特徴として、理屈でものごとを考えるという性質があります。

この特性と、外資系企業に勤めている人々との相性がいいことを実感しました。

 

②結論から話してくれる人が多い

これまでの私の数々の職場経験を振り返ってみると、

外資系企業の人はものごとを結論から話してくれる人が多いと感じます。

具体的には、私が何か質問した時に「イエス」か「ノー」を最初に言ってくれます。

そして次にその理由について説明してくれます。

このような伝え方でしてくれる説明は、

コミュニケーションに難しさを感じる度合いを和らげてくれます。

 

③学べることが多い

外資系企業の風土には、スペシャリスト(専門職)を育てるというものがあります。

そしてアスペルガーの他の性質として、特定の物事にのめり込む性質があります。

のめり込むため、多くのことを学び、力をつけていくことができます。

この点でも発達障害と外資系企業の相性が良いと感じます。

 

日系企業は基本的にジェネラリスト(一般職。色々なことをこなす人)を

育てたり評価する傾向も多いので、日系企業の風土は、発達障害の人とあまり相性が良くないかもしれません。(もちろん、日系企業にも良い会社は沢山あります!)

 

④メールでやりとりすることが多い

外資系企業ではメールでやりとりすることが多いです。

発達障害のある人の中には、しゃべり言葉よりも、

テキストでやりとりする方がコミュニケーションがうまく行きやすい人もいます。

そのような特性を持つ人にとって、メールでのやりとりが多い環境はとても助かります。

 

⑤職場でのいじめがない

私は経験がありませんが、日系企業では職場によっては発達障害者に対して「いじめ」があると聞いたことがあります。(もちろん、仕方のない場合もあるとは思いますが。。)

一方、外資系企業ではそのような「いじめ」は基本的にないと感じました。

これまで外資系企業に2社勤めた経験のうち、いじめにあったことはありません。

基本的には基底能力の高い人が集まる傾向にある外資系企業では、個を尊重する風土があるのかもしれません。

発達障害のある私にとってはありがたいことです。

 

 

▼まとめ

ここまで私の経歴についてお話しました。

私が自分の経歴について話した目的は、自分のことを自慢したいからではありません。

私が伝えたかったことは、発達障害があったとしても、自分にあった環境を見つけることができれば、成長することが可能であり、金銭的にも豊かに、楽しく生活することができることを知ってもらいたかったのです。もし、自身に発達障害があり、自分の人生が上手くいってないと感じているのであれば、下記を参考にしてみてください。

①    医師の診断を受け、自分の現在地点を認識、徹底的に自分の強み弱みを自己分析する

②    自分が成長できる環境を、出来るだけ選択する。その環境にいくためにも、障害者手帳など、使えるものはなんでも使う。

③常に自分に合った環境の中で、自分も周りも幸せ/Happyになるような思考/行動を心がける。

 

以上です。この記事はあくまで一個人としての考えであり、ラフな記載も多々あるため、ツッコミどころも満載かと思いますが、今回は敢えてそのままにしていますので、何卒ご容赦ください。

Special Thanks

記事化に協力いただいた河崎さん、荒川さん

今まで支えてくれた全ての上司、同僚、友人の皆様