自閉症対応の幼稚園の体験レビュー:実際に通って分かったメリットとデメリット その1

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Sally

小学生の発達障害児を持つ母。子供が2歳の頃からABA【応用行動分析】を中心とした早期療育に取り組む。普通とはちょっと違う我が子が、社会で楽しく暮らしていけるように応援する毎日。子供が社会に溶け込むためには、まずは自分が社会と繋がっていないと…そのための自分磨きもバッチリ。

今回は、以前、選ぶのも一苦労…発達障害のあるわが子のための幼稚園選びの記事で少しご紹介した、混合教育と生活療法が特徴な幼稚園について書こうと思います。

 

東京都武蔵野市にある武蔵野東幼稚園。発達障害児のためのクラスが設けられている、私立の園です。検索エンジンなどで、「自閉症 幼稚園」などと入れると、上位に出てくるので、発達障害児の親御さんは、一度は目にしたことがあるかもしれません。

 

我が子は、この幼稚園の自閉症のクラス(正式には保育治療クラスといいます)に入園するために、この近所に引っ越しをしました。時期ははっきり明記しませんが、2000年代後半のことです。その当時は、精神的にもいっぱいいっぱいで、新しい環境で子育てをしたかったため、武蔵野東幼稚園の合否にかかわらず、引越しを決めていました。以前に住んでいた地域で、我が子が0歳の頃から一緒に子育てをしてきたママ友…そしてその子供たち…。離れた今でも連絡を取り合うくらい仲の良い友達ですが、当時は、自然にどんどん成長していく周りの子供を見るのが辛かったです。

我が子は第一子ということもあったし、私の性格もあり、とても手をかけて育てていました。(今でもそうですが…)言葉が遅いのが分かっていたので、人の何倍も読み聞かせをしてあげたし、運動も苦手だったので、他の子よりも沢山公園に連れて行きました。だけれども、何をやっても普通の子より成長が遅く、自分の愛情と努力が子育てに反映されない虚しさを感じたことも多かったです。周りの人たちに、自閉症を説明する気力もなく、新たな地へ引越しを決めたのでした。

 

武蔵野東幼稚園に入園するのならば、この幼稚園の特色をよく知っておく必要があります。

こちらの園の治療クラスの園児説明会では、治療教育の特色として

「健常児と自閉症児が同じ環境の中で、相互に影響し合い、ともに成長していくシステムを混合教育と呼んでいます。混合教育の場で育つ友だちを受けいれる広い心や誰とでも仲良く遊ぼうとする心などは、幼いころに育てたい心情であるとともに武蔵野東幼稚園の大きな特色です」と説明しています。また、「自閉症児はともに生活している健常児をモデルにしながら、根気よく生活自立のトレーニングを進めています。(幼稚園から技能高等専修学校までの一貫教育を通して社会自立をめざしています」とも述べていました。

これだけ聞くと、とても魅力的な園に感じますよね。ただ、前半の部分に関して言えば、普通の幼稚園でも保育園でも言えることなのです。「混合教育」とわざわざ名前はつけていませんが、大抵の社会では、いろいろな人が交わって生活していますし、普通の幼稚園でも保育園でも障害のある子は少なからず在園しています。自然に混合している、統合しているのです。

うちの場合、とりあえずどこでもいいから幼稚園に入りたい(前の地域では市の療育くらいしか行けるところがなかった、幼稚園に入れてもらえなそうだった)、前の地域に住んでいたくなかった、等という安易な理由でこちらの園を選んでしまった感が否めません。さらに我が子は信頼できるABAのエージェンシーでセラピストによる療育を始めていたのですから、そちらとの調整や、療育方法の違いを見極めてから受験するべきだったのかもしれません。

ですが当時は“この学園に入るためには小学校からだと倍率が数十倍になるらしい”“年少と年中が一番入りやすい”という噂もあり、とりあえず入っておこう、後のことは後で考えようと思い受験に挑みました。

実際、当時の募集定員が、年少10名程度、年中10名程度、年長5名程度だったと思いますので、年少年中で入らなくては…という焦りがありました。

そして、この幼稚園の受験に至ったのでした。受験についてやこの幼稚園についてなど、次回に続きを書いていきます。

 

 

この記事を書いた人

Sally
小学生の発達障害児を持つ母。子供が2歳の頃からABA【応用行動分析】を中心とした早期療育に取り組む。普通とはちょっと違う我が子が、社会で楽しく暮らしていけるように応援する毎日。子供が社会に溶け込むためには、まずは自分が社会と繋がっていないと…そのための自分磨きもバッチリ。