あなたが「子供の発達」に疑問を感じた時にできること

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Sally

小学生の発達障害児を持つ母。子供が2歳の頃からABA【応用行動分析】を中心とした早期療育に取り組む。普通とはちょっと違う我が子が、社会で楽しく暮らしていけるように応援する毎日。子供が社会に溶け込むためには、まずは自分が社会と繋がっていないと…そのための自分磨きもバッチリ。

恥ずかしながら、私が「自閉症」という名の障害を知ったのは、自分の子供にその疑いがあるとわかった時でした。それまでは、聞いたことあるような…ないような…、精神病の一種かな、といった認識でした。

なので、2歳を過ぎた自分の子供が、意味のある言葉をほとんど話さないことも、名前を呼んでも振り向いてくれないことも、就寝時に部屋中走り回って何時間も  寝付かないことも、全て個性だと思っていました。

そんなことを、周りのママ友に相談すると「うちも全然寝ないわよ~」「4歳になって急に話しをする子もいるんですって」「個人差があるから大丈夫」という善意のアドバイスをもらえて、多少なりともホッとしていたものです。

そんなある日、仲の良いママ友が「お茶しにおいでよ~」と家に招待してくれました。お互いの子供はちょうどお昼寝タイムで、私たちはテレビを見ながらおしゃべりをしていました。その時、何気なしについていたテレビが、自閉症児を題材にしたドラマ<光とともに>の再放送だったのです。

 

気付く

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家に帰ってから「自閉症」というキーワードで、ひたすらインターネット検索をしました。

自分の子供が、もしかしたら…と初めて思ったのは、この時だったと思います。

  • 言葉が遅い
  • 目が合いにくい、合っても一瞬
  • 物を指す代わりに親の手を引いてその手を自分の示したいものの上に置く
  • 呼ばれてもすぐ反応しない
  • バイバイをする時に、手のひらを自分の方に向ける
  • 興味の幅が限定的
  • 人との接触を避ける

気になる項目が沢山ありましたが、「当てはまらない」箇所を見つけては、「違う」「セーフ」などと一人呟きながら胸を撫で下ろしていました。

 

認める

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自分の子供に障害があるとわかるのは、とても恐ろしい事です。親は誰でも自分の子供にこうなってほしいと希望を持っています。「その後」や「未来」が想像できない自閉症という障害を診断されることは、子供に対する希望を打ち砕かれるようなものです。

なので「自分の子供が自閉症かもしれない」とうすうす気が付いていても、気づかぬふりをしてしまう親が沢山います。

私もそんな親の一人でした。

検診でも、小児科でも、平静を装って、発達に全然心配のない素振りをしていました。「そのうち話はじめる」「違うかもしれない」という可能性にかけていました。今思えば、あの時間は無駄だったな…と思います。

 

理解する

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どうして時間が無駄だったかというと、自閉症は早期に適切な介入や療育を受けることによって、症状はかなり改善されます。

この分野で豊かな経験と知識を持つ医者に診てもらえば、三歳になる前に確かな診断を受けられるはずです。(症状が軽い場合は、判断が遅れることがあると思います)発達に気になるところがあれば、貴重な時間を無駄にせず、すぐに対処するべきだと思います。

診断名が付くのが嫌なら、診断名をもらわなくてもいい。診断名を認めたくなければ、認めなくてもいい。ただ、今ある問題行動や症状をなくすために、正しい介入や療育を始めるべきです。

レッテルは症状ほど重要ではないのです。

 

行動する

とはいえ、私も自分の子供が発達障害と診断された時は、落ち込みました。

まるで現実が現実でないような気持ちでした。快晴の空模様も、なぜかフィルターがかかって、曇っているように感じました。今日が終わり明日朝が来たら、この子がペラペラと話を始めるんじゃないか…と夢のようなことも考えました。

でも、落ち込むのは少しの間です。

大好きな子供のためにも、建設的にならなくてはいけません。

気持ちを切り替えた時に、私が決めたことが2つあります。

きっとこの子は、社会に溶け込みにくい子になるだろう。なので、何よりもまず、親の私が社会から外れないようにしよう。

そしてこの子は、色々な人の助けが必要になるだろう。なので、私自身が人に助けてもらうのに、ふさわしい人になるよう努力しよう。

これは、今でもずっと守り通しています。

この記事を書いた人

Sally
小学生の発達障害児を持つ母。子供が2歳の頃からABA【応用行動分析】を中心とした早期療育に取り組む。普通とはちょっと違う我が子が、社会で楽しく暮らしていけるように応援する毎日。子供が社会に溶け込むためには、まずは自分が社会と繋がっていないと…そのための自分磨きもバッチリ。