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夫婦げんかは、どんな夫婦でも経験するものです。夫婦げんかを頻繁に繰り返したり、夫婦げんかをするたびに「離婚だ!」「出て行く!」というような言葉が飛び交っていた時に、それを見ている子どもの心のなかにはどんな考えが浮かんでいるのでしょうか?
▼ママがかわいそう…ぼくがしっかりしなくちゃ…
夫婦げんかにもいろいろな形がありますが、今回は、お父さんがお母さんに対して「ダメな母親だな」と批判の言葉を浴びせている状況で考えてみましょう。気分の浮き沈みが激しいお父さんという設定です。
このような状況を見ている子どもの心の中には、「ママかわいそう…ぼくがしっかりしなくちゃ…」という考えが浮かんでいます(画像参照)。
このような状況が繰り返されると、子どもの心はどのようになっていくのでしょうか?
①「自分がしっかりしなくちゃ」という思いが強まっていく
②なにか困ったことが起こっても一人で抱え込むようになる。
③「弱さを見せると嫌われるかもしれない」という感情の抑制や完璧主義的なネガティブなが強まる。また、「いつもなにか悪いことが起きるような気がする」というネガティブな思考が強まる。
ひどい夫婦げんかが頻繁に起こっている家庭では、子どもはこんな風に考えるようになっていくことがあるようです。
▼どうすればいい?誰にでもある夫婦げんか
このことから、夫婦の仲は子どもの健康な成長にも関わる大きな問題であると言えます。夫婦げんかを完全になくすことはできませんから、夫婦げんかの際に必要なルールを知っておきましょう。
①直接、子どもが見聞きすることがない状況で話し合う。
②「離婚」などの言葉を乱用しないようにする。なるべく冷静になる。
③冷静になることが難しい時には、一旦(数時間〜数日)、話し合いを中断する。
④それでももし、子どもに見聞きさせてしまうことがあったら、嫌な気持ちにさせてしまったことを謝る。これ以上心配する必要がないこと、子どものせいでケンカをしたわけではないことを伝える。
▼まとめ
夫婦げんかを完全になくすことはできません。ですから、上手なケンカの仕方と、後処理の仕方を学んでください。
そうすることによって、子どもへの悪影響を減らすことができるようになります。
ここまでに示した「ネガティブ思考を根付かせる親の行動」内容は、あくまでも一例です。毎日の生活の中で、自分がどんなことを無意識にやっていて、それが子どもにどう影響を与えているのかはなかなか捉えることが難しいです。また、自覚することができたとしても「代わりにどうすればいいのか?」が自分で見つけられないこともあるはずです。
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